アクリル什器・サイン・ディスプレイの設計・製作・施工

アクリルケースを被せる

アクリルケースを被せて使うシュチュエーション、どんな場合があるでしょう?

アクリル板と素材を使ったことによる効果は主に3つあります。

  • 中に飾る物をホコリから守る
  • 中のものがよりキレイに見える
  • 人が直に触れるのを防ぐ

といった効果が期待できます。

ホコリから守る

飾るもの‥‥‥例えば宝飾品などを飾るときに直に飾ってしまうとどうしてもホコリが気になります。どんな素敵なものも、ホコリが積もってしまうのは困ります。アクリルケースを被せるとケースにホコリは着きますが中のものにはつきません。アクリルケースのホコリはワイパーで軽くお掃除していただくだけです。曇りが出てきたら中性洗剤を数滴落とした水でクロスを絞っ
て拭いてみてください。静電気の防止にも役立ちます。

中のものがキレイに見える

ポイントは透明度がガラスより高いということです。アクリルケースを被せると透明度の高さにより、中のものはより美しく引き立ちます。特別感が増し、展示物として成立して印象をコントロールできます。特におすすめのものだけにアクリルケースを被せるという方法もあります。空間のバランスをとって配置していくのも展示のコツと言えます。

触れるのを防ぐ

どうしても触れたくなってしまうゲストも多いのが実状です。この作品(商品)だけは触れてほしくない‥‥‥という場合はアクリルケースを被せてしまうのも一つの方法です。アクリルケースはガラスよりは軽量ですがある程度の重さもあります。(比重は1.19)アクリルケースを持ち上げてまで触れる方はなかなかいないので防犯にも役立ちます。商品のディスプレイは思いを込めて展開しているお店の場合、アクリルケースの活用が問題の解決になるかもしれません。



下のケースは桐箱とアクリルケースを組み合わせたTAMATEBAKOです。中に入れた物の特別感を演出します。
桐箱・アクリルケース・真田紐がセットされています。平台紙は黒の別珍貼り。
アンティークの筥迫(はこせこ)を入れて飾りました。

コレクションケース 収納しながら飾るケース |TAMATEBAKO 玉手箱
桐の持つ温かみとアクリルの透明感を組み合わせたケース

藤巧芸では内装の一環としてのケースやご家庭で使われるものまでを製作しています。

アクリル板のコストの上昇で、輸入の材料を使っているメーカーも多いのが実状です。藤巧芸では日本国内メーカーの精度の高いアクリル板を使って中に入れたものがいろいろな意味で、豊さを表現できるように心がけています。

商品の魅力を引き出し、作品を引き立てるアクリルケースは空間造りのフィニッシュになることが多いので、「最後の決め手」になると心掛け、製作・納品しています。

直接、ステージの上に並べるのではなく、厳選したものを世界観を持って飾ると空間全体が完成されたものになります。アクリルケースを使うだけで、お掃除も簡単になり、生活を豊かにできるのです。